2013.8.31.10:30〜展覧会「変わりゆくものこそ美しい」の会期中にシンポジウムを行いました。
タイトルは「隠岐と砂鉄の物語をめぐって」
ゲストに芹沢高志さん(P3 art and environment エブゼクティブディレクター、AAF事務局長)、田野智子さん(NPO法人ハート・アート・おかやま代表理事)をむかえ、岡田と田島あわせて4名での公開討論です。
このシンポジウムは「砂鉄の物語」という活動をアート作品と捉えるとき、どうのようなものと言えるのか、その輪郭を浮き彫りにする意図がありました。ゲストのお二人はそれぞれにアートプロジェクトを企画したり、その中間的な支援をしたり、さらに外側でゆるく協力したり、多くの視点をお持ちです。
そんなお二人の視点を借りて、「砂鉄の物語」を俯瞰して頂く場となりました。
私たちの制作スタイルは、ゆっくりと時間をかけて、ご縁をもった方々と関係をつくっていきます。そうするうちに僕たちの感性がなぜだか反応してしまうタイミングがあります。そこが原動力となり作品を産んでゆきます。そして、その断片が集まり、物語を紡いでゆく事になります。
こんな状況全体を一目でわかるようにするのは難しいですが、
しかし、全体を俯瞰したり、空間で感じて頂くような機会は重要だと思っています。
芹沢さんは「素敵な事だと思う。こうゆう事は、とにかくゆっくりとやることだよね」と繰り返されてました。
田野さんは冒頭で「活動の時間の流れを一緒に感じることができる空間だ」とおっしゃったのが印象的でした。
田島の「これのどこまでが作品と言えるのか」という問いかけに、具体的な説明は難しいのですが、多くの言葉の断片が口をついて出ては消えてゆきました。(あーもうまとめきれない。すみません。)
このシンポジウムの内容は別にテキスト化してまとめる予定です。
次回は、出来上がった作品空間について書きたいと思います。