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波止分校のインスタレーション

今回は、完成したインスタレーションを空間の状況を中心に紹介します。

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《制作年》2013年
《場所》元・波止(はし)分校
《素材》木、鉄、砂鉄、炭、土(すべて現地活動で得られたもの)、他
《サイズ》中央の方丈:2.5×2.5m 空間:約8×8m
《その他》来場者は方丈にあがる事ができる。作品は設置後も日々変化していく。

空間は分校の教室です。
床、天井、壁(一部)をとりはらい、土間は波のようにうねっています。
教室の床材を利用し、中央に方丈を配置。来場した方と方丈で語ります。私たちはこれまでの活動をここを中心にまとめていきたいと考えています。
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方丈は地面にコロで立っていますが、簡単には動きません。
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土間には、炭のかけら。その後ろには砂鉄の黒いラインが伸びています。
船の軌跡のようにも見えます。
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方丈中央には炉が切ってあります。中には砂鉄と磁石。これは自由に触って頂けます。
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これまでの活動はカードになっています。はなしの種ですね。
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このインスタレーションは、この場所と、時間のながれを静かに感じる空間です。
作品はその時間の中で日々変化してゆきます。
そして今は、現地の波止区の方を中心に見守って下さっています。

2023年現在、会場は老朽化のため内部を見ることができなくなっています。
ご了解ください。

by satetuno | 2013-09-13 22:56 | 波止分校で  

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